2014年11月3日月曜日

月刊天文ガイド2014年12月号の表紙を担当させていただきました

 月刊天文ガイド2014年12月号の表紙になったオーロラの写真は、アイスランドで撮影したもので、180°の視界を円周状に写すことができる特殊なレンズ(円周魚眼レンズ)を使って撮影した写真です。レンズを真上(天頂)に向けて撮影することで、オーロラが乱舞する空の全てを1枚の写真に写し込むことができました。


「アイスランドで見たオーロラ
 3ヶ月ぶりとなるXクラスの大規模フレアが発生したことを知り,唯一晴れ間が期待できそうなミーヴァトン湖へ車を走らせること6時間.日没後のまだ明るい空に,車窓から輝くようなオーロラが目に飛び込んできました.ミーヴァトン湖へはまだ1時間はかかる地点.大慌てで景観の良い場所を探し,車を留め,目星をつけた小さな湖まで機材を担いで全力疾走.息を切らしながらもどうにか機材をセットし撮影を始めることができました.「間に合った!」という安堵感とともに襲いくる疲労感.あとの撮影はリモートコントローラーに任せて,私は湖畔の草原に大の字に寝転がり,天空を埋め乱舞するオーロラの光を全身で楽しむことにしました.

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